パワポデザイン論*Before Design 01: デザインの前に|伝える環境とデザイン

伝える環境とデザイン

デザインの前に発表する時のことを考える

発表する時のことを考える

さっそくデザインといきたいところですが、その前に、いったいどんな時にデザインが必要なのか、発表する時のことを考えてみましょう。

伝える対象は誰?どんな場面でどんな方法が使える?時間はどのくらいある?

デザインの前に、こういったことをしっかり考えておかないと、見当違いのデザインになってしまいます。

Whom|対象

デザインの前に、誰に伝えるか、対象を確認しましょう。

Whom|対象

発表の対象によって、発表内容・表現のレベルが変わってきます

例えば、こども相手に難し漢字や専門用語はNGです。研究者にビジネス用語、ビジネスマンに医学用語も良くないですね。

良くないといっても、絶対ダメという訳ではありません。相手にとって難しい言葉はきちんと説明したり、デザインの力でイメージさせることで、伝わります。

反対に、研究者やビジネスマンが普段から使っている専門用語をいちいち説明していては、時間のムダだし、場合によっては失礼です。

Whom|対象

また、対象はデザイン全体にも影響します。対象にあった、フォント・色・イメージを使うといいですが、ちょっとこれは難しいかもしれません。

こういったことは、きちんと基本のデザインを覚えてから、少しずつできるようになるものです。あせらずに、一緒に基本を学んでいきましょうね。

Scene|場面

デザインの前に、どこで発表するか、場面を考えましょう。

Scene|場面

発表する場面によって、デザインは大きく変わります

学会のようなアカデミックな場では、シンプルイズベストがいいですね。自分のパソコンが使えない場合も多いので、フォントはどんなパソコンにも入っているものがいいです(詳しくはフォントで紹介)。

反対に、勉強会やゼミなどではデザインよりもスピードやボリュームが必要になったり、講演会・営業、ポスター・パンフレットなどは、インパクトのあるデザインが必要かもしれません。

How to|方法

デザインの前に、どうやって発表するか、方法を考えましょう。

How to|方法

これはデザインどうこうの前に、1つずつチェックすべき項目です。もし、あなたが発表を控えているのであれば、チェックしてみてください。

中でも、上3つはとっても大切なのでしっかり説明していきます。

PC は自分 or 他人 ?

これ、めちゃくちゃ大切です。

自分のPCにしか入っていないフォントを、別のPCで表示すると、勝手に標準フォントに変換されます。

見た目が変わるだけでなく、下手すると、文字が入りきらなくなって、画面外にはみ出てしまうことも…。

でも、自分のPCのどのフォントなら使っていいのかわからないですよね。大丈夫です。その辺りも含めてしっかりと紹介していきます

また、自分のPCを持ち込めれば、フォントの互換性問題の心配はなくなりますが、発表会場での電源確保やプロジェクター等と接続するケーブルが合わないといった問題が生じる場合があります。

PC or OHC ?

最近は少ないですが、紙の資料を撮影して、プロジェクターに投影するOHC(Over Head Camera:書画カメラ)を利用する場合、当たり前ですがアニメーション機能が使えません

大学なんかでは未だに使っているシーンもあります。事前にチェックしておきましょう。

※ちなみに著者はOHCを発表に使った学会に出会ったこともあります。ひぇ~

スクリーン 4 : 3 or 16 : 9 ?

発表会場のプロジェクタ―やスクリーンの大きさは、デザインにも大きく影響します。

縦横比のことをアスペクト比といいますが、アスペクト比があっていないと横や縦が切れてしまします。切れるといっても黒い帯が入るだけで、スライドの内容はぜんぶ映るので大きな問題はありませんが、ちょっとスペースがもったいないですよね。

スクリーン 4 : 3 or 16 : 9 ?

PCやPowerPointは16:9が主流ですが、まだまだプロジェクターは4:3が多いです。

時代に合わせて16:9で作るといいでしょう。Zoomによるオンライン発表や、YouTube、Twitterなんかも16:9です。

ただ、印刷して配布資料にするなら4:3がおすすめです。8分割でぴったりA4サイズに収まります。私もスライドは印刷することが多いので、4:3で作ることが多いです。

ちなみにこのサイトの画像、全部PowerPointで作ってるんですが、これ4:3です。Webサイトなんかだと4:3も結構見やすいですよ!

Time|時間

デザインの前に、どのくらいの時間があるか、時間を考えましょう。

Time|時間

発表の時間はスライドのボリュームに影響します。

1つの目安ですが、内容のあるスライドの枚数は「発表時間×1.5~2枚」でザックリ計算できます。

でも、これはあくまで目安です。本サイトでも紹介しますが、発表時間によるスライドの枚数制限は必要ありません

そんなことより、何度も声に出して時間を測ってみてください。その際、次の2点を注意してみましょう。

Time|時間

Bad Case: 01

大量のデータが載っているスライドを表示して「結果は表の通りでした」から次のスライドに切り替えるまでの時間があまりにも短くて、どう考えても人類の能力を凌駕している話し方してませんか?

スライドに表示される以上、たとえ発表者には重要ではなくても、見てる人は気になります。スライドに載せる以上、必ずしっかりと説明しましょう。説明しないなら載せないでください。見てる方はそう思ってます。

Bad Case: 02

話し終えると同時に、クリックして次のスライドに移るような発表してませんか?

あなたのペースで見ているとは限りません。スライドの切り替えは、必ず一呼吸おいて、聞いている人の様子を見ながら切り替えましょう

どちらのCaseも、何が書いてあったか気になってしまい、次の話が頭に入らなくなってしまいます。

まとめ

さていかがでしたか?

デザインの前に、考えておかなといけないことでした。

もう1つだけ、デザインの前に知っておいてほしいことの話を紹介します。ぜひ、次の記事に読み進んでくださいね。

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